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ウーマンズ ラブ&ピース [ 旅行]

気がつけば、先日のシリコンバレー旅行から1ヶ月近く経とうとしています。

あまりに濃かったプログラム合宿の日々、サンフランシスコの開放的な空気、帰国後の緊張MAXのプレゼン、新年が始まってから目紛しかった毎日に一旦区切りがついて、ゆっくりと振り返りながら頭と心の整理をしています。

ここ何回かは、忘れてしまうのは勿体無い、素敵な思い出を残しておこうと思います。


今回は、以前に書いた、庭で養蜂を営んでいるサンノゼのエアビーアンドビーのオーナーさんの話です。


2泊お世話になったその素晴らしいエアビーをチェックアウトし、プログラム会場に向かうため早朝に迎えのタクシーを待っていた時のこと。

前日に乗ったウーバーのイタリア人ドライバーが、「明朝に迎えに行くよー!」と言ってくれたので、家の前に荷物を積み上げて待っていました。

車で30分ほど離れたプログラム会場に9時までには到着してないといけなかったので、8時15分に迎えを依頼。

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プログラムはパロアルトの辺りの邸宅で開催されました

「絶対に遅れられないから、必ず時間通り来てね」

と前日に何度も念を押していたので、念のため10分前から待機していました。しかし待ち合わせを3分過ぎても現れないので電話をすると、

「あと1分で着くよー!」

と。でも、やっぱり来ない。また電話をすると

「すぐ近くにいるよ」

しかし待てども待てども車が来ない。こんなやりとりを4回ほど繰り返し、このドライバーは来る気がないんだと気がついたときには、8時半をかなり過ぎていました。

ただでさえ今から向かっても遅刻なのに、車が一台も通らないような住宅街のど真ん中にウーバーを呼んだら、ここに来るだけで10分はかかるはず。

こんなに気合を入れて二日前には現地に到着して、心を慣らしてから万全の状態でプログラムに参加しようと思っていたのに、肝心のところで、しかも始まる前からしくじってしまった…

すぐにキャンセルをしなかった自分の優柔不断さを呪い、半泣きになりながらパニックになっていたとき、家の中からオーナーの彼女が出てきました。黙って車に向かいエンジンをふかし始めたので、

「おはよう!素晴らしいお部屋を貸してくれて本当にありがとう。行ってらっしゃい」

と平静を装って挨拶をすると、彼女は振り向いて、


今日はとても大事な日なんでしょ?早く乗りなさい!


と。びっくりして呆然としている私に、


「ずっと中から見てたのよ。まだ待ってる、まだ待ってる、って。でも、これ以上はもう間に合わないって、見てられなかったのよ。送るから!」


コーヒーが並々と入った大きなマグカップを片手にハンドルを操作しながら、時々私の携帯のグーグルマップを覗き、彼女は高速道路を相当なスピードで飛ばしてくれました。

情けないかな、安堵と感動で涙と鼻水でずるずるになっていた私に、彼女は


「今日は何の日か知ってる?サンノゼに戻ったら、私は昼からウーマンズマーチに参加するの。」


と。私はその「ウーマンズマーチ」なるものを知らなかったので聞いてみると、「トランプ大統領に女性の権利を訴えるために、全米各地で開かれる大規模なデモ」とのこと。


「てっきり女性のためのスタートアッププログラムってあなたが言っていたし、今日から始まるっていうから、この日と関係あるのかと思った。でも、これも何かの縁ね」


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うちの車が早過ぎてシャッターが間に合わなかった…!


高速の途中では、サンフランシスコで開かれるらしいイベントに向かう、お洒落なじいちゃんばあちゃんカップルが乗った何十台ものクラシックカーの列に出会い、

「こんなの見るの初めて!」

と二人で興奮したりしながら、車を飛ばしまくってくれたおかげで、プログラム会場の邸宅には無事3分遅れくらいで到着しました。

別れ際には、寂しくて、固いハグを交わしました。


彼女はたぶん私より少し年上の、金髪のすらりとした気さくで美しい女性。本当に素敵な、そして格好のよい人でした。

サンノゼに戻って来る機会があったら、また絶対に彼女のエアビーに泊まろう。もちろんエアビーの評価は、私が書ける英語のレベルで最高の賛辞を送っておきました。

その前々日も、ご飯を買い忘れた私にたっぷりご飯を買って来てくれたり、これ以上ないくらいによくしてもらいました。

こんな風に人に良くしていただいた時に、いつもどうお礼をしてよいのか途方に暮れます。でもこんな素敵な人がいて、世の中には愛が溢れているということが伝えられたら、遠回りで彼女への恩返しになるかな。



しかし、人生でここまで「女性」について向き合ったのは、初めてのことでした。


ウーマンズマーチに参加する女性エアビーオーナーに助けてもらってたどり着いたwomen's Startup Labで、女性10人と合宿してグローバルリーダーシップを学び、帰国してすぐに女性向けXRイベントで登壇

正直なところ、私にはこれまで、女性は感情が読めないこわいものという意識があり、男性といる方が気楽と思って、女性だけの環境を避けてきました。


でもこんなに短期間で素晴らしい女性たちと合い、素敵な女性パワーに触れ、そろそろそういう思い込みを手放す時期が来たんだよ、と教えてもらった気がします。


ピース。そして、ラブ。


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